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2005.09.28

バイオメトリクスの時代

銀行で手のひらの静脈による認証が始まった(記事)。指紋、虹彩、顔、署名などバイオメトリクス(生体認証)にはいろいろあったけど、後発の静脈が実用化されたのは認識率が高いとか接触しなくていいとかの理由なのだろう。やったー!これでカード偽造されなくてすむぞ、と喜んではいられない。この生体認証にはとっても便利なものである反面、とっても困ったこともあるのだ。

生体認証のいいところは、パスワードみたいに忘れてしまわないこと。それに偽造が困難であること。この二つはいずれも、指がちょん切れたらどうするの?目玉をくりぬいて(以下自粛)。。。という突っ込みが入るけど、まあそれは銀行の大金庫とか徳川埋蔵金の世界であって、日常起こっている被害はスキミングなど預金者本人が知らないうちに預金が引き出されることによるものだから、それはかなりの部分で防げるだろう。偽造できなくはないけど、割に合わない。

ここからが本題^^; 困るのは、生体認証データはプライバシーの最たるものであるということ。個人情報保護法によれば「『個人情報』とは生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの」だそうだ。会社の入退室に使うのであれば、まあしようがないところもあるし、銀行の暗証番号代わりがいやなら利用しなければいい。だけど、パスポートとか住民票とかいう公のものと強制的に組み合わされると困ったことになる。実際に米国はバイオメトリクス情報入りのパスポート導入を欧州や日本に迫っている。国家安全保障上は都合がいいのかもしれないが、国家ってものはいつも正しいのか?権力者が都合よく取り締まりに使ったりしないか?もちろん日本においては少々現実味がないし、私もアメリカのプライバシー保護団体の主張を「おおげさじゃないの?」とか思ったりもするけど、プライバシーとか自由とかいうものの本質を考えれば、個人の生体認証データを国家が管理するのはちょっと危ないような気がします。過激?

参考記事
RFIDパスポートはセキュアでない(ITmedia)
EU、米国にバイオメトリクスパスポートの計画延期を要請(CNET)
米でバイオメトリクスパスポート導入へ(ITmedia)

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kotowari」カテゴリの記事

Comments

It's actually a cool and useful piece of info. I am satisfied that you simply shared this useful info with us. Please keep us informed like this. Thanks for sharing.

Posted by: backupify api | 2014.06.12 at 09:28 AM

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